体操着の名前付けには、手書きやスタンプといった方法があります。しかし、「どのような方法が良いのかわからない」「できるだけ名前付けの作業を楽にしたい」と迷ってしまうことも多いのではないでしょうか。
そこで、こちらでは簡単にできる名前付けの方法を紹介します。
作業を楽にするための参考にしてみてください。
体操着に名前を書く方法
体操着のゼッケンに名前を書く方法は、さまざまです。子供が頻繁に着用するものだからこそ、できるだけきれいに仕上げたいですよね。
ここでは、手書きの場合とスタンプの場合の2種類について紹介します。
きれいに名前を書くポイントも解説します。
手書き(油性マジックで直接書く)
名前付けの最もスタンダードな方法として挙げられるのが、油性マジックを使った手書きです。
水性マジックを使うと水に濡れた時や洗濯をした時に名前が取れてしまうため注意してください。
手書きの利点は、マジックがあればすぐに書ける点です。また、文字の太さや大きさを調節しやすいのも手書きのメリットと言えます。
しかし、丁寧に書かなければきれいな仕上がりにはならないため、書き方には注意が必要です。手書きの文字に自信がない場合は、後述するポイントを踏まえた上で名前を書いていきましょう。
スタンプ
スタンプは、体操着以外のアイテムにも名前を書かなければならない場合に役立ちます。
手書きだと1つずつマジックで書かなければなりませんが、スタンプであればワンタッチですぐに名前を付けられるため、時短に繋がるでしょう。
また「手書きが苦手」「きれいに名前を書けるか不安」といった時もスタンプが重宝します。
手書きのように形やバランスが崩れたり、仕上がりにムラができたりしないため、手書きに苦手意識がある方でも安心です。
ただし、スタンプを選ぶ際は使用しているインキに注意が必要です。
体操服のように繰り返し洗濯をするアイテムには、耐水性のある布用インキを選んでください。
また、体操着の名前は一目で判別できるくらい大きく書かなければなりません。
小さなスタンプだと体操着の名前付けには不十分な可能性があります。スタンプを使う時は、体操着に使っても問題のないサイズか確認した上で使うようにしましょう。
体操着にきれいに名前を書くポイント
きれいに名前を書くためには、パソコンで名前をプリントアウトするのがおすすめです。
プリントアウトした文字の上からなぞるように書けば、文字の大きさにバラつきが出たり、バランスが崩れたりするリスクがなくなります。
まずは、ゼッケンの大きさに合わせて名前をプリントアウトしてください。
プリントアウトした紙の上にゼッケンを乗せると薄く文字が浮かび上がるので、マジックを使ってなぞればきれいに仕上がります。ゼッケンを乗せただけでは文字が見づらい場合は、一番下に白い紙を敷くと見やすくなります。
また、マジックで名前を書くと文字が滲んでしまうことがあります。
滲みを防ぐには、あらかじめゼッケンにヘアスプレーを吹きかけておくと効果的です。ヘアスプレーがない時は、霧吹きを使ってゼッケンを少し湿らせておくと滲みを抑えられます。
体操着にゼッケンを付ける方法
ゼッケンに名前を書いたら、次は体操着に取り付ける工程に入ります。
ここからは主な方法を具体的に紹介しますので、役立ててみてください。
刺繍する
刺繍でゼッケンを付ける場合に必要な道具は以下のとおりです。
- 針
- 糸
- まち針
- 紙
紙は、ゼッケンを刺繍する際に下の布地まで縫い付けてしまうのを防ぐのに役立ちます。
厚過ぎる紙を使用すると刺繍しづらくなるため、コピー用紙を使うのがおすすめです。
次に、刺繍の手順をチェックしましょう。
【手順】
- ゼッケンにほつれ処理が施されていない場合は、端の部分を三つ折りにする
- 体操着の中に紙を入れ、ゼッケンを乗せる
- ゼッケンの角をまち針で留めておく
- 針に糸を通して玉結びを作る
- ゼッケンの裏側から針を通す
- 針を通した位置の真上に針を刺す
- 針を斜め左下に向け、裏から表に出す
- 6〜7を繰り返して縫い付ける
- 最後に玉留めをしたら完成
強度を上げるには、縫い目の間隔を狭くするのがポイントです。
また、縫い終わった後にアイロンをかけると縫い目やシワが整い、きれいな仕上がりになります。もし、シワがなかなか取れない時は、霧吹きで水をかけてからアイロンを使うのがおすすめです。
シール・アイロン接着布を使う
裁縫が苦手な方におすすめなのが、アイロン接着布やアイロンシールを使う方法です。
アイロン接着布やアイロンシールとは、アイロンをかけるだけで簡単に接着ができる便利アイテムのことを指します。
文房具店や通販などで接着布/シールタイプのゼッケンが市販されていますので、活用してみましょう。
ゼッケンを取り付ける場合の手順は以下のとおりです。
【手順】
- ゼッケンを付ける位置を決め、体操着に印を付けておく
- 名前を書いたアイロン接着布・アイロンシールを体操着の上に乗せる
- アイロンをかけてゼッケンを接着させる
ゼッケンを付ける時は、体重をかけて上からしっかりアイロンを押し付けるのがコツです。
また、四隅は剥がれやすいため、特に念入りにアイロンをかけてください。
表側だけでなく裏側からもアイロンをかけると接着力が高まります。
なお、アイロンのスチーム機能を使うとゼッケンが剥がれやすくなるため、使わないようにしましょう。
接着布やシールを選ぶポイント
接着布やシールを選ぶ時は、洗濯耐性の高いものを選ぶのがポイントです。
洗濯に弱いものだとすぐに剥がれてしまい、再びゼッケンを取り付ける作業をしなければならなくなります。
事前に商品の表示を確認し、繰り返し洗濯をしても問題がないものを選んでください。
体操着の名前付けであると便利なアイテム
ここでは、名前付けに役立つアイテムを紹介します。
できるだけ手間を減らすように工夫すれば、名前付けも面倒ではなくなるはずです。
便利アイテムを活用して、効率的に作業を行いましょう。
名前が印字されたゼッケン
名前を書く手間を省きたい場合は、印字済みのゼッケンが役立ちます。
オンライン通販サイトなどで取り扱っているため、チェックしてみましょう。
業者によって異なりますが、書体やサイズを選べたり、漢字・ひらがなだけでなく数字やアルファベットに対応できたりするため、学校の規定に合わせてカスタマイズできるのが嬉しいポイントです。
また、刺繍タイプからアイロンで接着するタイプまで、取り付け方法も豊富に揃っています。自分に合った方法を選んで、簡単にゼッケンを取り付けられるようにしましょう。
なお、学年やクラスが変わることを想定して、ゼッケンに印字するのは名前のみにするのがおすすめです。
学年やクラスも書かなければならない場合は、別途小さなゼッケンを用意して貼り付けるなどの対策を取り入れてみてください。
布用油性ペン
油性ペンは、布用のものを選ぶのがポイントです。
通常の油性ペンだと、布に文字を書いた時に滲みやすくなります。
また、洗濯を繰り返すことで文字がかすれたり、色褪せたりすることがあるため、洗濯にも強い布用油性ペンを選ぶことが大切です。
布用油性ペンは、体操着だけでなく上履きや給食袋などいろいろなアイテムにも使えるので1つ持っておくと便利でしょう。
お下がりの体操着の名前を消す方法
ここでは、お下がりの体操着に書かれた名前を消す方法を紹介します。
ゼッケンではなく、タグに書かれた名前を消す方法を中心に解説しますので、お下がりの体操着を活用するための参考にしてみてください。
除光液を使う
タグについた名前は、除光液を使って落とせます。除光液がない場合は、消毒用エタノールで代用が可能です。
【手順】
- タグの下にタオルを敷いておく
- タグの文字が滲む程度まで除光液を染み込ませる
- 歯ブラシなどで上から軽く叩く
- 文字が薄くなってきたらお湯で流し、通常通り洗濯をする
ただし、除光液はタグ以外に使わないようにしてください。体操服に除光液がつくと、生地が傷む原因になります。
タグの下にタオルを敷き、除光液が体操着につかないように気を付けましょう。
上から名前シールを貼る
「除光液は体操着への影響が心配」という場合は、上から名前シールを貼る方法もあります。
シールを選ぶ際は、必ず「洗濯可」のものを選びましょう。洗濯に対応していないシールだと、すぐに剥がれてしまいます。
また、名前シールにはアイロンを使うタイプとアイロン不要タイプの2種類があります。
アイロンを押し付けてシールを貼るタイプは、接着力が高く、繰り返し洗濯をしても剥がれにくいのが特徴です。
アイロン不要タイプはアイロンを使うことなくすぐに貼り付けられるため、手早く作業を終わらせたい場合によいでしょう。
ただし、アイロンを使うタイプと比べて剥がれやすいので注意が必要です。
少しの工夫で名前付けを楽にしよう
体操着の名前書きは、統一感を持たせたり文字のバランスを考えたりする必要があるため苦手な方も多いかもしれません。
体操着に名前を書く手間を減らすためには、自分に合ったやり方を取り入れることが大切です。
手書きや刺繍が苦手な場合は、印字済みの接着布やシールを選ぶなどの工夫をすると名前付けが楽になります。
今回ご紹介した方法を活用して、体操着の名前付けを行ってみてください。
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半袖・長袖の体操着からジャージまで豊富に揃っていますので、体操着をお探しの際はぜひご利用ください。