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体操着裾上げの方法

大きめサイズの体操着を購入した場合、裾が地面に付くようであれば、裾上げをする必要があります。
しかし、裁縫に慣れていないと、どのようなやり方で裾上げをすればよいかわからない方も多いのではないでしょうか。

こちらでは、簡単な裾上げの方法をご紹介します。また、縫い方の詳細に加えて、手縫い・ミシン以外で裾上げができる方法についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

体操着を切らずに裾上げする方法

まずは、体操着を切らずにできる簡単な裾上げのやり方をご紹介します。
子どもはすぐに大きくなるため、少し大きめの体操着を購入する方も多いのではないでしょうか。しかし、体操着の裾が地面に付くようだと危険なため、裾上げをする必要があります。

一般的な体操着は、ポリエステルとコットンの混合素材で作られています。
コットンは吸湿性・保温性に優れているのに加え、耐久性も高く、繰り返し洗濯をしてもヨレたり伸びたりしづらいのが特徴です。
ポリエステルは速乾性・通気性があり、乾きにくいコットンのデメリットをカバーしてくれます。

なお、ジャージ素材のように伸縮性のある生地を縫うときは、ニット針を使用するのが一般的です。
ニット針は針先が丸くなっているため、ジャージ素材を傷めることなく縫い付けられます。道具を揃える際には、ぜひ意識してみてください。

ステップ1:必要な材料

裾上げに必要な材料は、以下のとおりです。

  • 縫い針
  • まち針
  • 縫い糸
  • 手芸用ハサミ
  • 定規

縫い糸は、体操着と近い色を選ぶと目立ちにくくなります。定規は裾上げの位置を決めるために必要なので、事前に準備しておきましょう。

ステップ2:裾上げ位置を決める

位置を決めるときは、間違えがないように体操着のズボンを穿いてもらった状態で位置を決めるのがおすすめです。
ちょうど良い位置まで裾を上げたら、定規で長さを測りましょう。

続いて、ズボンを裏返し、定規で測った長さを目安に折り上げてください。
ただし、裾が細くなったズボンの場合、折り上げたときに裾が細くなりすぎたり、重くなったりすることがあります。
そのまま縫い付けると生地がたるんで綺麗に仕上がらないため、折り上げた裾を仕上がり線に合わせて半分に折るのがポイントです。こうすることでたるみが少なくなり、綺麗な仕上がりになります。

ステップ3:まち針で押さえてまつり縫いで1周縫う

まち針で裾を押さえたら、まつり縫いで縫っていきます。
まつり縫いとは、縫い目が表に出ないように縫い付ける方法のことです。裾上げによく使われる縫い方なので、覚えておくと便利でしょう。

最初に、針に糸を通して玉結びをしておきます。
裾上げをした生地の裏側から針を通し、折り上げた生地の下にある生地をすくってください。針を出した位置の真上、折り上げた生地と平行になるようにすくうのがポイントです。
また、裏まで針を出さずに生地をすくうと、表から縫い目が見えないように仕上げられます。

次に、生地をすくった部分から少し間を空けた位置で折り返した生地の裏から針を出しましょう。
針を出す間隔を狭くすれば、縫い付けの強度が上がります。

先ほどと同様に、針を出した部分の真上で生地をすくってください。この作業を続けていき、最初に針を出した位置まで縫い上げたら玉留めをして完了です。

裾上げのポイント

裁縫に慣れないと、うまくできるか不安になることもあるのではないでしょうか。
ここからは、作業時に意識しておきたいポイントをご紹介します。

ポイントを踏まえておくことで、慣れない作業もスムーズに行えるようになるでしょう。

裾上げの長さをしっかり計っておく

裾上げでは、事前に適切な長さを計っておくことが大切です。
かかとのあたりを目安に、地面と裾の距離が1〜2cmほどになる長さを意識してください。

また、裾の長さを計る際には、ウエストの位置を確認するのもポイントです。
女の子はおへそのあたり、男の子は腰骨のあたりがウエスト位置の基本となります。
ただし、子どもによって異なる場合がありますので、普段ズボンを穿いているウエストの位置を確認した上で、裾の長さを計ってみてください。

また、折り上げる位置が均等でないと裾が斜めに曲がってしまう点にも注意が必要です。長さを計った後に手芸用のペンで印をつけておくと、作業をスムーズに進められるでしょう。

もともと使われている糸の色や太さに合わせる

できるだけ縫い目を目立たなくさせるためには、もともと使われている糸の色や太さに合わせるのがおすすめです。
全く異なる色や太さの糸を使うと、悪目立ちしてしまって綺麗な仕上がりになりません。

あらかじめ体操着に使われている糸をチェックしてみることをおすすめします。

糸の色を選ぶ際は、生地の色の濃淡を意識するのも大切なポイントです。
色の暗い(濃い)生地の場合は生地よりも暗い色味の糸、色の明るい(薄い)生地の場合は生地よりも明るい色味の糸を選ぶとバランスが取れるでしょう。

裾上げに用いる手法

ここからは、裾上げによく使われる手法をご紹介します。
縫い方にもいろいろな種類がありますので、取り入れやすい方法で作業を進めるのがおすすめです。

たてまつり縫い

たてまつり縫いは、布端に対して直角になるように縫い付ける方法で、短い針目が見えるのが特徴です。
しっかりとした強度があるため、繰り返し洗濯をしてもほつれにくいでしょう。

生地と糸の色を合わせて、縫い目の間隔が均等になるよう縫い付ければ、糸が目立つことなく綺麗に仕上げられます。

【手順】

  1. 糸を針に通して玉結びをする
  2. 折り上げた裾の裏から表に向かって針を出す
  3. 針を出した位置の真上で、裾に対して直角になるように織り糸を2本ほどすくい、裏に針を出す
  4. 最初に針を出した位置から2mmほど間隔を空けて裏から表に針を出す
  5. 3〜4を繰り返して縫い付けていく
  6. 玉留めをして完成

 流しまつり縫い

流しまつり縫いは、斜めに流れるように糸を縫い付けていく手法のことです。
他の手法と比べて簡単に仕上げることができ、ゆったりとした縫い上がりになります。そのため、手早く裾上げをしたい場合や、柔らかな生地を縫う場合におすすめの手法です。

【手順】

  1. 糸を針に通して玉結びをする
  2. 折り上げた裾の裏から表に向かって針を出す
  3. 針を出した部分から5mmほど間隔を空けた位置で織り糸を2本ほどすくい、裏に針を出す
  4. 2〜3を繰り返して縫い付けていく
  5. 玉留めをして完成

千鳥がけ

千鳥がけは、糸を交差させるように縫い付ける手法です。
縫い目が千鳥の足跡のように見えることから、千鳥がけと名付けられました。しっかりと生地を押さえられるため、厚手の生地やずれやすい生地の裾上げに最適の手法です。

【手順】

  1. 裾を折り上げたら、縫い代として折り上げた部分を5mmほど折りたたみ、まち針で留める
  2. 針に糸を通して玉結びにする
  3. 表布の裏側から針を刺して表に出す
  4. 針を出した位置から左斜め上を目安に、下の布の織り糸を2本ほど後ろ向きにすくう
  5. 右下の表布だけを後ろ向きにすくう(4と同じくらいの幅を意識する)
  6. 4〜5を繰り返してジグザグに縫い付けていく
  7. 玉留めをして完成

なみ縫い

なみ縫いは、初心者でも簡単に取り入れられる基本的な縫い方です。
生地の表と裏に縫い目がつき、強度も高いため、できるだけ頑丈に仕上げたい場合に取り入れるとよいでしょう。

ただし、縫い付ける幅が広いと強度が下がるため、3mm幅を目安に縫うのがポイントです。

【手順】

  1. 糸を針に通して玉結びをする
  2. 折り上げた裾の裏から表に向かって針を出す
  3. 針を出した部分から左側に3mmほど間隔を空け、裏に向けて針を出す
  4. 針を出したところから左側に3mmほど間隔を空け、裏から表に針を出す
  5. 3〜4を繰り返して縫い付けていく
  6. 玉留めをして完成

返し縫い

返し縫いは、縫い目が直線になって繋がる縫い方です。なみ縫いと比べて手間はかかりますが、さらに強度を上げられるため、厚手の生地を縫うのにも適しています。

【手順】

  1. 糸を針に通して玉結びをする
  2. 折り上げた裾の裏から表に向かって針を出す
  3. 針を出した部分から右側に3mmほど間隔を空け、裏に向かって針を出す
  4. 針を出したところから左側に6mmほど間隔を空け、表に向かって針を入れる
  5. 3〜4を繰り返して縫い付けていく
  6. 玉留めをして完成

手縫いやミシン以外で裾上げする方法

裾上げ体操着

手縫いやミシン以外には、裁縫テープを使って裾上げをする方法があります。
テープを貼り付けてアイロンで接着するだけなので、裁縫が苦手な方でも気軽に取り入れられるでしょう。

ただし、糸で縫い付けた場合と比べて強度が低いため、洗濯を繰り返すうちにテープが剥がれることがあります。
また、アイロンをかける際にシワができやすい点にも注意が必要です。厚手のものになると押さえが弱くなるため、生地によって裾上げの方法を変えることをおすすめします。

コツを押さえて自宅で体操着の裾上げをしてみよう!

自宅で体操着の裾上げ

体操着の裾上げは、自宅でも行うことが可能です。裁縫に慣れていないと大変に感じるかもしれませんが、裾上げの方法を覚えておけば、大きめの体操着を購入しても子どもにぴったりのサイズに仕上げられます。
縫い方にもいろいろな方法がありますので、コツを押さえた上で裾上げに挑戦してみてはいかがでしょうか。

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